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2015.05.18 06:22|オステオスペルマム
今日はタネのお話です。

オステオスペルマム Osteospermum オリジナル品種 育種 生産 販売 松原園芸

1枚目の写真は、オステオスペルマムの花が終わった後の写真です。
で、ここにはタネがついています。
ぷくぷくと丸く充実した1個1個がタネになります。
まだ、未熟な状態で、茶色くなってきたら、熟してきたサインになります。
このタネは、よく見てみると、花の周りにしかついていません。

オステオスペルマム Osteospermum オリジナル品種 育種 生産 販売 松原園芸

オステオスペルマムという植物は、2枚目の写真のような花を咲かせますが、タネが実るところは花弁が出ている舌状花だけにしかタネがつきません。
似たような花を咲かせるデモルフォセカという植物は、これとは逆で、花序の中心の管状花にタネを実らせます。
もし、交配してタネを取ってみたいというときは、その植物のどこに花粉をつければ、タネが実るのかをまず確かめなければなりません。育種をしようと思っても、なかなかタネがつかない場合がありますが、花粉のつけどころを間違えると、一向にたねをとることができなかったりします。


オステオスペルマム Osteospermum オリジナル品種 育種 生産 販売 松原園芸

で、、、3枚目の写真はなにかというと、、、
これもオステオスペルマムを交配したあとの結実のようすですが、
よ〜くみると、中心部分の一部に膨らんできているタネがあります。
いろいろな交配をしていくと、極稀にオステオスペルマムでも中心の管状花に種子を実らせる系統ができます。しかも、その種子は、管状花と舌状花についたタネとで、形がちがいます!
管状花の種子は平べったい形をしていて、種子に翼がついていますが、
舌状花の種子は丸く太った種子ができます。
一つの植物の中に、形の違うタネができてしまう、とっても不思議な現象ですよね!

植物の世界は未知なことがまだまだたくさんありそうですね〜。
今日の内容は、育種の本が書けそうな内容ですね....
ちょっと出し惜しみしておけば良かったかな〜(苦笑)!
まいっか!



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Author:松原園芸
群馬県伊勢崎市国定町で色々な花壇苗を生産している松原園芸です。生産植物の最新情報や特徴を紹介します。

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