ペチュニアを育てているけど、なんだか蕾が、、、
2020.06.06 14:19|未分類|
今日は、お客さまからお寄せいただいたご質問にお答えしていこうと思います!
まずは、この写真をご覧ください。

ペチュニア ヴァンサンカン さくらベールの株の状態です。
この写真は、実際にご購入していただいたお客様からいただいたお写真になります。
これを販売したのが、ちょうど5月の母の日です。
6号仕立ての鉢花として作って、お客様に直接、農場からヤマト便にて発送しました。
それから2週間くらい経過した時の状態です。
この上の写真の赤マルのところのように、ところどころ、蕾が小さいまま茶色くなっているところがあります。
この茶色くなっている蕾は、実は少し古い蕾で、今咲きそうになってる蕾よりも前にできたものです。
ちょうど、輸送のタイミングくらいに出来ていた蕾に当たります。
では、なんで茶色くなっているかというと、、、
輸送の時には、箱の中に入ります。
その箱の中は、まっくらで、光が全く当たりません。
そんな状態が大体1日半から2日半くらい続きます。
もちろん、発送の際は、発送する当日に箱詰めをしているので、可能な限り光が当たる時間を長くするように細心の注意をして行なっているのですが、それでもどうしても暗黒条件の時間があります。
そして、輸送のトラックの中は、とても暑くなることがあります。
実際に、過去に輸送中のトラックの荷台の温度推移を計測したことがあります。
箱の中に温度計を入れて、宅配をして計測したんです。
そうすると、箱の中は40度以上まで上昇したことがありました。
ダンボールは空気穴が空いているとはいえ、温度が上がるとなかなか下がりません。
これはペチュニアにとっては、とても過酷な環境!
そんな環境の中では、さすがの強靭な植物も、少しダメージを受けてしまいます。
そして、特にダメージが受けやすいのが、組織が柔らかい新しい芽や蕾なのです。
特に八重咲きは、蕾から花が咲くまで、たくさんの花をつけるためにエネルギーをたくさん必要として、咲くまでに時間がかかるため、若い蕾は特にこういった環境の変化は敏感です。
それで、到着した時に、大きくなっていた蕾は咲いてきて、新しい小さな蕾はその環境の変化でダメージを受けて、そのまま咲かずに茶色くなって枯れてしまったということになります。
そして、その後になかなか咲いて来ないというのは、
新しい環境に植物が順応するために、少し時間が必要な場合があるからです。
植物は、自分の足で好きなところに移動できないぶん、
環境適応能力が発達しています。
今までは、温室の中で育っていたペチュニアが、
箱の中で、灼熱の暑さに耐え、
出てきた先では、色々な温度変化や、日当たり、水のあんばい、などなど、
これまで育ってきた環境と全く変わります。
その環境に慣れるまで、今まで花を咲かせるために使っていたエネルギーを、
ちょっとだけこの環境に慣れるために使うので、花を咲かせることが弱くなってしまいます。

そして、この2枚目の写真のオレンジの丸。
これは咲き終わった花になりますので、花がらとして摘み取ってあげてください。
古い花は、枝先ではなく、株元の方になります。
枝の先端は、これから咲いてくる新しい蕾なので、その蕾よりも株側にあるものは古い花になります。

最後に、この黄色の丸。
これが、これから咲いてくる新しい蕾になります。
最初は茶色くなってしまったものがありましたが、そのまま育てていけば、枝の先端に新しい蕾が出来てきます。
この蕾が出来ていれば、特に問題なく、新しい環境に適応したということになりますので、そのまま安心して育ててくださいね!
このペチュニアは、本当に丈夫なペチュニアなので、枯れることは水をやり忘れてカラカラにするか、猛烈な病気にかかるかしないと枯れないくらい丈夫な品種です。
そして、霜よけをすれば-4度くらいの冬も屋外で冬越しできちゃいます。
大きくなりすぎて、もっと大きくしたいときは、8〜10号くらいの鉢に植え替えるとどんどん大きく育ってくれます。
そして、植え替えた後は、また、根が新しい環境に慣れるまで、また蕾が茶色くなることもあります。
でも、これは今、この植物が新しい環境に慣れるために準備をしているんだな〜って思ってあげてください。
そして、もし、伸びすぎたけど、植え替えるのはちょっと、、、、という方は、
ぜひ、切り戻しをしてみてください。
鉢の縁の大きさまでバッサリ刈り込んでみてください。
刈り込み後、約1ヶ月くらいでまた花が咲いてきます。
これは、この品種だからできる荒技ですので、他のペチュニアではあまりバッサリやりすぎないでくださいね!
植物も生き物なので、育てている環境や育て方で、全く違う表情になったりします。
もしわからないときは、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
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この写真は、実際にご購入していただいたお客様からいただいたお写真になります。
これを販売したのが、ちょうど5月の母の日です。
6号仕立ての鉢花として作って、お客様に直接、農場からヤマト便にて発送しました。
それから2週間くらい経過した時の状態です。
この上の写真の赤マルのところのように、ところどころ、蕾が小さいまま茶色くなっているところがあります。
この茶色くなっている蕾は、実は少し古い蕾で、今咲きそうになってる蕾よりも前にできたものです。
ちょうど、輸送のタイミングくらいに出来ていた蕾に当たります。
では、なんで茶色くなっているかというと、、、
輸送の時には、箱の中に入ります。
その箱の中は、まっくらで、光が全く当たりません。
そんな状態が大体1日半から2日半くらい続きます。
もちろん、発送の際は、発送する当日に箱詰めをしているので、可能な限り光が当たる時間を長くするように細心の注意をして行なっているのですが、それでもどうしても暗黒条件の時間があります。
そして、輸送のトラックの中は、とても暑くなることがあります。
実際に、過去に輸送中のトラックの荷台の温度推移を計測したことがあります。
箱の中に温度計を入れて、宅配をして計測したんです。
そうすると、箱の中は40度以上まで上昇したことがありました。
ダンボールは空気穴が空いているとはいえ、温度が上がるとなかなか下がりません。
これはペチュニアにとっては、とても過酷な環境!
そんな環境の中では、さすがの強靭な植物も、少しダメージを受けてしまいます。
そして、特にダメージが受けやすいのが、組織が柔らかい新しい芽や蕾なのです。
特に八重咲きは、蕾から花が咲くまで、たくさんの花をつけるためにエネルギーをたくさん必要として、咲くまでに時間がかかるため、若い蕾は特にこういった環境の変化は敏感です。
それで、到着した時に、大きくなっていた蕾は咲いてきて、新しい小さな蕾はその環境の変化でダメージを受けて、そのまま咲かずに茶色くなって枯れてしまったということになります。
そして、その後になかなか咲いて来ないというのは、
新しい環境に植物が順応するために、少し時間が必要な場合があるからです。
植物は、自分の足で好きなところに移動できないぶん、
環境適応能力が発達しています。
今までは、温室の中で育っていたペチュニアが、
箱の中で、灼熱の暑さに耐え、
出てきた先では、色々な温度変化や、日当たり、水のあんばい、などなど、
これまで育ってきた環境と全く変わります。
その環境に慣れるまで、今まで花を咲かせるために使っていたエネルギーを、
ちょっとだけこの環境に慣れるために使うので、花を咲かせることが弱くなってしまいます。

そして、この2枚目の写真のオレンジの丸。
これは咲き終わった花になりますので、花がらとして摘み取ってあげてください。
古い花は、枝先ではなく、株元の方になります。
枝の先端は、これから咲いてくる新しい蕾なので、その蕾よりも株側にあるものは古い花になります。

最後に、この黄色の丸。
これが、これから咲いてくる新しい蕾になります。
最初は茶色くなってしまったものがありましたが、そのまま育てていけば、枝の先端に新しい蕾が出来てきます。
この蕾が出来ていれば、特に問題なく、新しい環境に適応したということになりますので、そのまま安心して育ててくださいね!
このペチュニアは、本当に丈夫なペチュニアなので、枯れることは水をやり忘れてカラカラにするか、猛烈な病気にかかるかしないと枯れないくらい丈夫な品種です。
そして、霜よけをすれば-4度くらいの冬も屋外で冬越しできちゃいます。
大きくなりすぎて、もっと大きくしたいときは、8〜10号くらいの鉢に植え替えるとどんどん大きく育ってくれます。
そして、植え替えた後は、また、根が新しい環境に慣れるまで、また蕾が茶色くなることもあります。
でも、これは今、この植物が新しい環境に慣れるために準備をしているんだな〜って思ってあげてください。
そして、もし、伸びすぎたけど、植え替えるのはちょっと、、、、という方は、
ぜひ、切り戻しをしてみてください。
鉢の縁の大きさまでバッサリ刈り込んでみてください。
刈り込み後、約1ヶ月くらいでまた花が咲いてきます。
これは、この品種だからできる荒技ですので、他のペチュニアではあまりバッサリやりすぎないでくださいね!
植物も生き物なので、育てている環境や育て方で、全く違う表情になったりします。
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