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花芽分化に鈍感なヤツ

2015.07.23 06:22|オステオスペルマム
今日も花のない写真ばかりですが...
オステオスペルマムのお話をしていきます。

オステオスペルマム 親木 育種 生産 販売 松原園芸

この写真はオステオスペルマムですが、来年の春に販売するための生産用の母株です。この株から穂木をとって、挿し芽をしていくために株を大きく育てています。
昨日まで、マーガレットの花芽についてお話しましたが、今日はオステオスペルマムでも同じようなことがあるので、そのお話をしていきます。

通常、オステオスペルマムは気温が高くなってくると、花芽をつけなくなって、今くらいの時期からは葉芽だらけで、青々と茂った株になっていきます。
1枚目の写真が、まさにその状態の株です。

オステオスペルマム 親木 育種 生産 販売 松原園芸

2枚目の写真がそれをアップにしたものです。
新しい芽には、花はまったくついていません。

でも、中には、暑さに鈍感で、こんなに暑い時期にも花芽をつけてしまう品種もあります。

オステオスペルマム 親木 育種 生産 販売 松原園芸

3枚目の写真が、まさにその品種です。
アップで見ると(4枚目の写真)、小さな花芽がついていて、まだまだたくさん花を咲かせようとしています。

オステオスペルマム 親木 育種 生産 販売 松原園芸


オステオスペルマムは、ある程度の低温で花芽分化がおこって、そのあと成長すると、花が咲くので、ほとんどの場合、春の開花となります。
でも、今回紹介した暑さに関係なしに花芽がつく品種は、低温に当てる必要もないので、秋からも花を楽しめてしまいます。
これがどの品種なのかは、ちょっと企業秘密ですが、いずれは、花芽分化に低温を要求しない品種をたくさん作って、秋から楽しめるオステオスペルマムをつくっていきたいな〜と思っています。

同じオステオスペルマムという植物でも、温度に対する反応がこんなにも違うということもありますので、花が終わったからおしまいではなく、その後も植物を観察していると面白い発見があるかもしれませんね!

ただ、、、花がこの時期でもついてしまうと、挿し芽をしずらいので、生産性は落ちてしまいます。
花が早く咲くメリットは大きいですが、その反面、デメリットも出てきます。でも、この場合はメリットの方が大きいので、デメリットをなんとか克服していけば面白くなるかな〜と思っています。




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群馬県伊勢崎市国定町で色々な花壇苗を生産している松原園芸です。生産植物の最新情報や特徴を紹介します。

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