植物の新商品開発するために
2015.12.21 06:22|ネメシア|
冬の間に、生産の合間をぬって、来年、再来年の準備をしています。
なんの準備かというと、新商品の準備です。
少しでも隙間時間ができたときに、新商品開発のための交配をしていかないと、次の新商品を生み出せなくなってしまいます。
植物の商品開発は、開発から販売に至るまで、とても時間がかかります。数年先を見越して、動き始めないと、すぐには新しい商品はできません。
植物の商品開発は、まず、新しく商品を作りたい植物を考えて、それの交配組み合わせを考えて、実際に交配試験をしてみる。
この時点で、タネがつかない場合もあるので、つかない場合は交配組み合わせ、交配方法を変えて行ってみる。
タネがついて、収穫できたら、生産時期と同じ時期になるように播種する。これは生産時期の環境下で商品の選抜ができるようにするためです。
もし、この時点で、目的とするものが得られない場合は、もう一度、交配からはじめる。
で、目的のものが得られれば、次に生産試験を行って、生産性、耐環境性、耐病性などのチェックをしていく。
これだけで、2年以上はかかってしまいます。
オリジナル品種を作りたいという生産者の方はたくさんいるようですが、なかなかこの一歩が踏み出せないことがほとんどのようです。
でも、本当に作りたいのであれば、まず、やってみることが大切です。
そして、オリジナル品種は、なんのために作るのか、しっかりとした目的意識をもって取り組まないと、あやふやになって、結局、商品が完成しないまま頓挫してしまいます。
植物は、簡単に思い描いて商品を作れないので、毎年、コツコツと商品開発を継続していかなければ新しい商品を生み出すことはできません。
そんなわけで、アリとキリギリスではありませんが、冬の間もせっせ次の準備のための交配をしていきます。
今回はネメシアの交配です。

交配する株を選んで(写真1)、そこに他の個体と交配をさせていきます。
交配組み合わせがわかるように、タグをつけておきます(写真2).

そして、数日経つと、交配がうまくいったものは、子房が膨らんできます(写真3枚目)。

数週間後には、サヤがはじけて、種子が収穫できます(写真4枚目)。

交配した種子がとれれば、次はそのタネを蒔いていくということになります。
地道な作業で、これを毎年、毎回続けていくのは、なかなか大変なことですが、よりよい商品をお客様のもとへお届けできるように継続していきたいですね〜。
さて、この交配からはどんな商品が誕生するかな〜?!
お問い合わせはこちら→(お問い合わせフォーム)までお願いします。
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タネがついて、収穫できたら、生産時期と同じ時期になるように播種する。これは生産時期の環境下で商品の選抜ができるようにするためです。
もし、この時点で、目的とするものが得られない場合は、もう一度、交配からはじめる。
で、目的のものが得られれば、次に生産試験を行って、生産性、耐環境性、耐病性などのチェックをしていく。
これだけで、2年以上はかかってしまいます。
オリジナル品種を作りたいという生産者の方はたくさんいるようですが、なかなかこの一歩が踏み出せないことがほとんどのようです。
でも、本当に作りたいのであれば、まず、やってみることが大切です。
そして、オリジナル品種は、なんのために作るのか、しっかりとした目的意識をもって取り組まないと、あやふやになって、結局、商品が完成しないまま頓挫してしまいます。
植物は、簡単に思い描いて商品を作れないので、毎年、コツコツと商品開発を継続していかなければ新しい商品を生み出すことはできません。
そんなわけで、アリとキリギリスではありませんが、冬の間もせっせ次の準備のための交配をしていきます。
今回はネメシアの交配です。

交配する株を選んで(写真1)、そこに他の個体と交配をさせていきます。
交配組み合わせがわかるように、タグをつけておきます(写真2).

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数週間後には、サヤがはじけて、種子が収穫できます(写真4枚目)。

交配した種子がとれれば、次はそのタネを蒔いていくということになります。
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